2009/4/17

JHFC プロジェクト燃料電池自動車で東京オリンピック・パラリンピック招致に協力

経済産業省が実施する水素・燃料電池実証プロジェクト(呼称:JHFCプロジェクト)では、2016 年のオリンピック・パラリンピック競技大会の招致を目指す「東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」および「東京オリンピック・パラリンピック招致本部」に協力し、4 月14 日(火)~20 日(月)の日程で来日中のIOC(国際オリンピック委員会)評価委員会のメンバーの移動の一部に、燃料電池自動車(以下FCV:Fuel Cell Vehicle)を提供しました。本日、会場視察を行ったIOC 評価委員会メンバーの送迎※をFCV で行いましたので、ここにお知らせいたします。(※国立代々木競技場~IOC 評価委員会宿泊ホテル)

2016 年オリンピック・パラリンピック競技大会開催候補4都市(東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリード)のなかで、東京は都心8km 圏内でのコンパクトな開催、その都心を緑と水にあふれた環境都市に再生させ、環境に敏感なアスリート達が最高のパフォーマンスを発揮できる低炭素大会運営を行うことをメッセージとして打ち出しています。

走行中、水しか排出しない次世代環境車であるFCV は、大会の低炭素運営に貢献できる有力なクルマであり、IOC 評価委員会のメンバーにもその特徴と運用について理解してもらう目的で送迎を行いました。今回、送迎を行ったのはJHFC プロジェクトに参加するFCHV-adv 1 台、X-TRAIL FCV 1 台、FCX Clarity 2 台、計4 台のFCV です。

JHFC プロジェクト燃料電池自動車で東京オリンピック・パラリンピック招致に協力
FCHV-adv X-TRAIL FCV FCX Clarity

FCV は、水素と空気中の酸素の反応により燃料電池で発電した電気エネルギーでモーターを駆動して走る新しいタイプの電気自動車です。FCV が走行中に排出するのは水だけで環境に優しいこと、エネルギー効率が高く省エネルギー効果が期待されること、燃料となる水素は多様な製造方法があるため石油依存社会の転換に役立つことなどの理由から、次世代環境車として有望視されており、国はこの技術の実用化と普及を目指しています。

JHFC プロジェクトは、正式名称を「水素・燃料電池実証プロジェクト(Japan Hydrogen and Fuel Cell Demonstration Project)」といい、FCV 等と多種多様な水素製造方式による水素ステーションを運用する大規模実証試験で、FCV と水素インフラの本格的な実用化と普及のための道筋を作る目的で平成14 年度より継続実施されています。本年度よりNEDO 独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の事業として、PEC 財団法人石油産業活性化センター、JARI 財団法人日本自動車研究所、ENAA 財団法人エンジニアリング振興協会、JGA 社団法人日本ガス協会の4 団体が新たな事業実施者となり、2015 年一般ユーザーへの普及を目指し推進しています。